経営に気づきを注ぐ@京都の社労士事務所blog > 就業規則 > マイカー通勤管理規定がないと・・・

マイカー通勤管理規定がないと・・・

京都のあすなろ社会保険労務士事務所@堀内です。
台風の影響で風も強くなっております。
京都の夏の一大イベントでもある祇園祭の鉾が心配です。
(なによりもわが家の三階建てミニ戸建てが心配なのですが・・・)

にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ 人気blogランキング ←ランキングに参加中手(チョキ)

さて、従業員さんの通勤に際してはマイカー又はバイクでの通勤を認めている企業も多いかと思います。
特に公共の交通機関が少ない場合はやむを得ず認めていらっしゃるかと思いますが、きちんとマイカー通勤管理規定を整備されておりますか?
万が一通勤時に人身事故をおこし、従業員さんに支払い能力がない場合には会社に損害賠償を求められる場合がありますので注意が必要です。

<参考>
判例1. 社有車を従業員が私用のために使用していて会社の責任を認めた例
  従業員が事務所内の机の引出しの中に保管してあったキーを無断で持ち出し、営業のために従業員に使用させていた車両を私用運転中に起こした事故について、その運行は企業の支配下にあったものとして企業に運行供用者責任を認めた。 (名古屋地裁 昭和56年7月10日判決)

判例2. 社有車による泥棒運転中の事故について会社の責任を認めた例
  従業員がドアをロックせずキーをつけたまま車を放置しておいたところ、通りがかりの者が運転して事故を起こした場合について、従業員の放置行為と事故との間に因果関係があり、かつ、保管上の過失があるとして、使用者責任を認めた。 (京都地裁 昭和56年9月7日判決)

判例3.マイカーを業務に使用していて会社の責任を認めた例
  自動車販売会社のセールスマンが、会社に申告した以外のマイカーをセールス用にも使用していた場合、非申告車であってもほぼ毎日セールス用に使用していたことから、会社はその運行により利益を得、当車両に対し十分な管理・監督を及ぼしうる地位にあったとして、会社に運行供用者責任を認めた。 (名古屋地裁 昭和48年7月9日判決)

判例4. マイカー通勤途上の事故で会社の責任を認めた例
  従業員がマイカー通勤途上で起こした事故について、通勤は原則として業務の一部を構成するものとして業務執行性を認め、さらに通勤手当を支給していたことから会社のマイカー通勤への容認と評価し、会社に使用者責任を認めた。  (福岡地裁 平成10年8月5日判決)

判例5.マイカー通勤途上の事故で会社の責任を認めなかった例
  社員のマイカーによる通勤途上の事故につき、会社は駐車場を第三者から借りて使用させていたが、駐車料金は利用者に分担して負担させており、日頃、そのマイカーを社用に利用したこともなく、燃料費や維持費を支給したこともないことから、そのマイカーに対して運行支配や運行利益があったとはいえないとして、会社に運行供用者責任を認めなかった。 (鹿児島地裁 昭和53年10月26日判決) 

判例6. 私用中の事故だが社員自家用車制度のマイカーのため会社の責任を認めた例   従業員の夏季休業中における事故であるが、
  @社員自家用車制度により購入した。
  A車は所有権留保され会社の名義であった。
  B業務が60%、私用が40%で業務割合が多かった。
  C毎月ガソリン代が支給されていた。
として、会社の責任を認めた。  (東京地裁 昭和59年7月12日判決) 
 

判例7. 通勤車両に任意保険の加入を定めた社内規定を有効と認めた例
  会社構内への通勤車両の乗り入れ、および駐車場利用の要件として、自動車保険(任意対人賠償保険)の加入を定めたマイカー通勤管理規定を有効と認めた。  (最高裁 昭和53年12月12日判決)
 
裁判にまで発展してしまうと使用者責任を求めるケースは状況により様々ですが、最近では会社に使用者責任を求める傾向が強くなってきております。

トラブルが発生する前にきちんとリスクを未然に防止するには

・マイカー通勤管理規定を整備
・免許証の有無
・更新状況の確認
・車検の有無
・任意保険加入の有無

などを年に一回確認することが必要なのです。

管理していないために、免許の更新切れや任意保険の未加入及び任意保険の更新切れなどを放置しておくと・・・・。
社有車管理規定とあわせてマイカー通勤管理規定を整備しておきましょう。

当事務所では、京都・滋賀の企業様限定でマイカー通勤管理規定含め就業規則の無料診断を行っております。

お問合せはコチラからどうぞ


【PR】
無料ガイドブック申込み受付中ですひらめき
「社労士が教える就業規則活用法〜社員が成長する仕組みづくりのヒント〜
お申込みはコチラからどうぞ

<今日一言>
人間にとって、苦悩に負けることは恥辱ではない。
むしろ快楽に負けることこそ恥辱である。
                 byパスカル
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/47840274
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

任意保険加入 情報 01
Excerpt: 任意保険・自動車保険見積もり比較ナビ!自動車保険の一括見積りサイトの紹介。 .....
Weblog: 任意保険加入 情報
Tracked: 2007-07-26 19:03